ストレッチの効果
ストレッチは身体を柔らかくするためにとても身近で、安全な運動です。
目的に合った方法・タイミングで行えば、何となく行っていたストレッチがさらに効果を出してくれます。
今回は身体にどんな変化をもたらしたい時に行うと効果的か、ストレッチのいろいろな効果をご紹介します。
ストレッチの種類・期待できる効果
ストレッチは筋肉を伸ばし、関節可動域を広く使うための運動です。
代表的な種類としては以下の4点に分類できます。
* スタティックストレッチ(静的)
* 自分で行い、30秒程度伸ばすもの。一番故障のリスクが少ない。
* ダイナミックストレッチ(動的)
* 自分で行い、動きを伴ったもの。反動を用いない。
* バリスティックストレッチ
* 自分で行い、動きを伴ったもの。反動を用いる。
* パートナーストレッチ
* パートナーについてもらい、姿勢を固定してもらい抵抗をかけて行う。
* より大きな可動域を伸ばせるため効果的な反面、パートナーには高い技術が必要。
場面によって使い分けることで運動前後のウォームアップ・クールダウンはもとより、健康の保持や増進、そしてリラックス・疲労回復にも効果が期待できるとされています。
柔軟なカラダ作り
ストレッチを継続することで筋肉の緊張状態がほぐれやすくなります。また、関節の可動域が広がりやすくなることも理由の一つとしてあげられます。
リラクゼーション
全身のストレッチを30分程度行い、その前後で脳波や自律神経活動がどのように働いているかを測定する実験がありました。その結果、前頭葉で発生するα波の増加や心拍数の低下が認められ、ストレッチには副交感神経の働きを優位にさせ、リラクゼーション効果をもたらす働きがあることが明らかになりました。
筋肉が硬くなっている場合は、すぐにはリラクゼーション効果を感じにくいかもしれませんが、一度に伸ばそうとせずこまめに伸ばすようにしてみましょう。
最初は硬くても続けると柔らかくなる
もともと体が硬い方や、怪我や疲労などで柔軟性が落ちてしまった方もいるでしょう。
そのような場合は、気持ちよく伸ばせるところまで30秒程度伸ばし、そのあとゆっくり大きく動かすことを意識してみてください。最初は伸ばせなかったところも徐々に柔らかくなってくることを感じられます。
運動への効果、体の柔軟性を高くすることはもちろん、リラクゼーション効果も得られるストレッチは心身共にいい影響を与えてくれます。
ストレッチの指導なども行なっておりますので是非一度ご相談ください。