アレルギー性鼻炎とは
近年、アレルギー性鼻炎等のアレルギー性疾患が増加傾向にあります。その要因として、生活様式の変化(住環境の欧米化)、食生活の変化(動物性タンパク質と脂質の関係)、スギ花粉飛散数の増加、大気汚染やストレスの増加、産業構造の変化(室内滞在期間の延長)、副鼻腔炎(鼻閉)の減少による鼻粘膜へのアレルゲンの接触機会の増加、などが挙げられています。また、ここ数年の研究によってアレルギー疾患のある家系では、抗原に対する高IgE抗体の存在の報告があり、アレルギー疾患と遺伝に関する研究が盛んに行われています。特に花粉症に関して、スギに対する特異的IgE抗体の決定を行っているのが第6染色体上(遺伝子は11対の常染色体と1対の性染色体)にあると報告がなされました。
また、アトピー素因(IgE抗体が産生されやすい体質)に関しても第11染色体が関連しています。このようにアレルギーに関しては様々な要因が関係し、複雑な病態を形成していると言えます。 アレルギー性鼻炎の症状として、発作性再発性のくしゃみ・水性鼻汁・鼻閉、そして眼の症状が多く、時に眼の痒み・異物感・涙流が認められます。また、発症機序は I 型アレルギーによるものが多く、スギ花粉など特定抗原に対して肥満細胞に固着したIgE抗体と特定抗原が結合することによって引き起こされ、肥満細胞が存在する粘膜(鼻粘膜、眼結膜、咽喉頭など)に即時型の過敏反応が起こります。
こころ池田整骨院では、個々の患者様の症状に合わせた治療を行っております。
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